2026年3月12日、米国カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)にて、学生団体「GSPP Japan Club※」主催のイベント「Manga, Culture and Technology」が開催されました。本イベントに、当社Head of Community GrowthのAmber Bartonと、Experiential Marketing ManagerのNao Kondoが登壇しました。※GSPP Japan Club:UC Berkeley Goldman School of Public Policyの略。カリフォルニア大学バークレー校ゴールドマン公共政策大学院(GSPP)の学生団体で、日本の文化、歴史、政治を専門に探求するグループhttps://gsppberkeleyjapanclub.com/■登壇内容:マンガとテクノロジーの歴史について本イベントでは、「マンガとテクノロジーの歴史」をテーマに講演を行い、浮世絵などの版画文化に始まり、工業化による大量印刷、そしてデジタル制作・出版に至るまで、マンガとテクノロジーの関係性の変遷を紹介しました。また、マンガというメディアがテクノロジーと共に進化してきた背景を踏まえ、デジタル技術の進展により、日本発のコンテンツが世界へ広がりやすい環境に整いつつある点についても伝えました。■学生とのディスカッション講演後には、公共政策修士課程の学生を中心に、日本関連のビジネスや文化に興味を寄せる様々な学部の学生たちと、活発なディスカッションが行われました。<ディスカッション一例>・米国におけるマンガ認識の変容サンフランシスコのデ・ヤング美術館で開催された「Art of Manga」展を訪れた学生から、「大人向け作品も多く存在することに驚いた」との声が挙がりました。米国では「マンガ=子ども向け」という固定観念がいまだ根強く、多様なジャンルの存在自体が新鮮な発見であるという、現地のリアルな認識が浮き彫りになりました。・日米のクリエイターを取り巻く労働環境と権利構造「日本に漫画家の労働組合は存在するのか」という質問から、日米の比較議論に発展。日本の漫画家が主にフリーランスとして著作権を保持する一方、米国では企業主導の制作体制が多く個人が権利を持たないケースがあるなど、日米の構造的な違いは、公共政策を専攻する学生たちの高い関心を集めました。■East Asian Libraryにおけるマンガコレクションの視察ツアーイベント後には、同校が誇る北米最大級の東アジア研究拠点の図書館、「C. V. Starr East Asian Library」にて、蔵書紹介および当社が寄贈した「Manga in Translation」と呼ばれるマンガコレクション棚の視察ツアーも実施されました。同館には、マンガのルーツともいえる貴重な古書や初期のコミックも保管されており、学生たちは、こうしたコレクションに触れる機会となりました。※参考記事:UC Berkeley C. V. Starr East Asian Libraryに2,000冊のマンガを寄贈。将来、世界の文化政策や技術規制を担う次世代のリーダーたちと、マンガ産業の持続可能な未来について対話を重ねたことは、日本のマンガが世界中のファンに届く環境を築くための重要な一歩となりました。当社は今後も、こうした次世代のリーダーたちとの対話を通じ、テクノロジーを活用しながらクリエイターの創作を支え、日本発のコンテンツを世界に繋いでいく健全なエコシステムの構築に貢献してまいります。