当社は、2025年9月17日・18日に大阪・関西万博で開催された「Global Startup EXPO 2025」に出展し、北米で展開中の電子マンガアプリ「emaqi(エマキ)」と、自社開発のマンガに特化した翻訳・ローカライズシステムを紹介しました。さらに、出展約150社の中から18社のみが選出された海外投資家向けピッチイベント「Startup Showcase」にも登壇。海賊版が横行する業界課題への取り組みや、正規翻訳版マンガを世界に届ける出版社横断型プラットフォームの可能性についてプレゼンテーションを行い、多くの海外投資家から直接フィードバックを受ける貴重な機会となりました。「Global Startup EXPO 2025」は、世界中の優れたディープテックスタートアップと、投資家や共創を志向する大学・研究機関、企業、さらにそれらを支援する機関が一堂に会し、世界規模の課題解決を目指す国際カンファレンスイベントです。2日間でのべ9,560名が来場し、活発な交流と議論が繰り広げられた現地の様子を以下からご覧ください。■出展内容:正規翻訳版流通を促進する「emaqi」と翻訳・ローカライズシステムの紹介出展ブースでは、2025年5月に北米でサービスを開始した電子マンガアプリ「emaqi」を紹介しました。emaqiは大手出版社と連携し、世界最大級の英語版マンガ作品を提供することで、正規翻訳版の流通を加速させるプラットフォームです。さらに、世界有数のAIエンジニアによる自社開発のマンガ特化型深層学習モデルを活用した翻訳・ローカライズシステムも紹介し、海賊版が横行するという業界課題に対して、テクノロジーの力を活用し、健全な流通網を構築する取り組みを発信しました。■岸田元首相、赤澤経済再生担当大臣らが視察イベント期間中には、岸田元首相、赤澤経済再生担当大臣をはじめとする多数の政府関係者や国会議員らがオレンジのブースを視察し、海賊版問題は国として憂うべき課題であり、テクノロジーの力には期待しているという旨の力強いメッセージをお寄せいただきました。一般の来場者に加え、国内外のベンチャーキャピタリスト、企業の新規事業投資担当者なども多数訪れました。ブースでは、タブレットで実際にemaqiを体験いただくほか、当社の翻訳・ローカライズの仕組みやグローバル市場への挑戦などについてご説明することができました。■海外投資家向けピッチイベント「Startup Showcase」に登壇ピッチイベント「Startup Showcase」には、Head of North America / VP of Finance の仲尾次グレゴリーが登壇。当社のミッションや翻訳・ローカライズシステム、emaqiのビジネスモデルなどを紹介し、海賊版が横行する業界課題への取り組みや、電子マンガを世界に届ける出版社横断型プラットフォームの可能性についてお話しました。海外VCからは、ビジネスモデルや市場の抱える課題に対して関心の高い質問が寄せられたほか、Alumni Ventures、Jolt Capital、Necessary Venturesから「漫画市場のポテンシャルとオレンジの競争優位性に期待ができ、我々以外の投資家にとっても興味深い取り組みであるだろう」と当社の事業を評価するコメントをいただきました。<登壇者:Head of North America / VP of Finance 仲尾次 グレゴリー のコメント>私たちは「すべてのマンガを、すべての言語で、世界中に届ける」ことを目指しています。このたびの大阪・関西万博を通じて、政府・省庁の関係者や投資家の皆さまと対話を重ね、業界が抱える課題とマンガの持つ可能性を共有できたことを大変嬉しく思います。いただいたフィードバックと応援を励みに、ミッションの実現に向けて一層邁進してまいります。■今後に向けて世界規模の課題解決を目指す国際カンファレンスにおいて、海賊版問題や翻訳版不足といった業界課題への関心の高まりを実感できたことは、当社にとって大きな成果となりました。今後も、国内外の出版社さまをはじめとした各関係者との連携をさらに深め、正規翻訳版マンガを世界中に届け、クリエイターに利益が還元される健全な業界の構築を目指してまいります。