当社は、2025年7月3日~6日に米国ロサンゼルスにて開催された北米最大級のアニメイベント「Anime Expo 2025」に出展しました。本年は、昨年の出展規模を大幅に拡大し、合計3つのブースを展開。昨年の1,000人を大きく超える、のべ20,000人以上の来場者と直接接点を持つことができました。2025年5月に北米でマンガアプリ「emaqi」をローンチして以降、初の大型イベント出展となった今回は、emaqiのブランド認知拡大と、作品プロモーションの多様なトライアルを行う大変良い機会となりました。出展の詳細や現地の様子は、以下からご覧ください。■主な出展内容と成果【1】JETRO主催ジャパン・パビリオン「Geek Street」ブース日本貿易振興機構(JETRO)が主催し、日本のポップカルチャー発信を目的に複数の日本企業が集うジャパン・パビリオン「Geek Street」に出展しました。・「Geek Street」は、サウスホールに入ってすぐの好立地に位置し、当社はその中でも入口正面の目立つ区画にブースを構えました。・emaqiのおすすめ作品を紹介する「マンガおみくじ」やパンフレット配布を通じて、4日間で約10,000名にemaqiのことをご紹介することができました。・日本的な意匠を取り入れた“灯篭”デザインのブースは写真映えし、ブースの前で写真を撮る来場者も多くいました。【2】emaqiブース当社の単独出展ブースは、昨年比で2倍以上の広さに拡張し、昨年以上の来場者をお迎えしました。・昨年に引き続き、emaqiで配信中の公式英語版マンガの第1話を小冊子にし、無料配布すると共に、PV放映で来場者の注目を得ました。今年は、昨年の10,000冊を大きく超える、11作品合計20,000冊以上を配布しました。・大型のパネルを用意して、来場者がアプリを体験できるスペースを設け、プロダクト理解を深めていただきました。・会期中にアニメ化が発表された『朱色の仮面』(少年画報社さま)『火喰鳥』(秋田書店さま)について、各出版社さまと連携して以下のプロモーションを展開しました。 ・小冊子の印刷数を増やし、集中的に配布しました。 ・Anime Expoの公式セッションでも、小冊子を配布いただいたり、PVを紹介いただきました。<プロモーションをご一緒した出版社ご担当者さまコメント>秋田書店 週刊少年チャンピオン編集部 蛇口さま瀬口忍先生が話されるたびに歓声が起き、ライブアートも盛り上がりました。アメリカの皆さんのマンガに対する想いや、敬意を感じました。特に「囚人リク」「火喰鳥」の漫画のPVの凄まじいクオリティは大熱狂でした。アメリカの皆様、本当にありがとうございました。漫画家さんは、一本一本の線に対し、ペンの種類、筆圧、濃さを選んで、自身の気持ちを伝えるために、魂を込めています。その線が何万本と積み重なってできるのが漫画です。皆さんが見るのは漫画ですが、我々秋田書店は、1本1本に込めた先生の想いを皆さんに届けることが使命です。アニメエキスポで先生の執筆の模様をお届けでき、楽しんでくださり、嬉しかったです。【3】移動型のマンガ図書館「マンガトラック」屋外スペースでは、当社が5月より運用を開始した移動型のマンガ図書館「マンガトラック」を展開し、マンガの魅力を発信しました。アニメは好きだけれどマンガになじみが薄く初めてマンガを読む方、小さいお子さんを連れた親子、長い時間じっくりと作品に没頭するマンガファンなど、さまざまな層に思い思いにマンガを楽しんでいただく場となりました。・トラック内には、人気作品から隠れた名作までの1巻を、約350冊取り揃えました。・マンガ家さん特別描き下ろしのイラスト&直筆メッセージも7点展示し、日本のマンガ家さんと北米のファンとの交流の機会を作り出しました。・イベント期間中、トラック前を往来する8500名以上に販促物のうちわを配布し、emaqiのプロモーションも行いました。・アニメ配信&emaqiでの配信が7月に始まったばかりの『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』について、小冊子を集中的に配布したり、特別ステッカーを配布したり、フォトブースを設置するなどのプロモーションを実施しました。【4】コスプレイヤーによるプロモーション漫画の面白さを世界へと届けるYouTubeチャンネル「すずコミッ!」を当社とともに運営しているコスプレイヤーのすずらさんが、Anime Expoに初めて登場しました。・巫女さんのコスプレで、すずコミッ!とemaqiのURLを書いた名刺を配布すると共に、小冊子の配布や各ブースへのお客さまの誘導を行っていただきました。・現地のYouTuber、コスプレイヤーからも声をかけられ、写真撮影に応じるなど、注目を集めました。今後に向けてemaqiアプリのローンチ後、初めてとなる大規模イベント出展において、マンガやemaqiへの関心の高まり、マンガファンの作品を楽しむ多様な姿や熱量に直接触れることができたことは、当社にとって非常に大きな成果となりました。今後も、国内外の出版社さまとの連携を深めながら、現地イベントやデジタル施策を通じて、作品の魅力とemaqiを含めた正規版マンガの価値を世界中のファンの皆さまへ届けてまいります。